朋泉

君の名前で僕を呼んでの朋泉のレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
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"人は早く立ち直ろうと自分の心を削り取り
30歳までにすり減ってしまう
新たな相手に与えられるものが失われる

だが、何も感じないこと
感情を無視することは
あまりに惜しい

お前の人生はお前のもの だが忘れるな
心も体も一度しか手にできない
そして 知らぬうちに 心は衰える
肉体については 誰も見つめてくれず
近づきもしなくなる
今はまだ ひたすら悲しく苦しいだろう
痛みを葬るな
感じた喜びも忘れずに"


鮮やかな自然と共に流れる時間は爽やかでありながら静かに流れどこか切ない。
2人の恋は終わってしまうことの予感を感じさせるみたいに

エリオの、危うい若さゆえのエネルギーと
オリヴァーに対する想いへの戸惑い

2人にあったことは否定されることなく、優しい終わり方だなと思った
ラストシーン、エリオの暖炉を見つめる表情は深い感情を表現していてとても美しかった
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