fumiko

君の名前で僕を呼んでのfumikoのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
3.9
ただただ画面が美しかった。

役者、景色、道具、ライフスタイル、
ひとつひとつが丁寧に紡がれている映画。
だからこそ尚更、ひと夏の淡い恋の
センチメンタルさが助長されているように感じた。

舞台は約40年前のイタリアで、
今よりももっと同性愛への非難が
強かった時代で、そんな中でも
どこかにこんな淡い恋は存在してたんだろうな。

10代後半の恋に溺れる感覚とか
胸をかきむしる感情とか、
エリオの表情仕草から伝わってきて
引き込まれました。

そしてご両親とても素敵。
最後のお父さんの言葉に全てが詰まっています。
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