花

君の名前で僕を呼んでの花のレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
3.9
期待しすぎたかな…と途中眠気と戦いながら鑑賞。けれども鑑賞後、なんとも言えない青い思い出が蘇って、心が痛くなった。これがこの映画の賞賛されているところだと思う。
余白が多く、なぜエリオはオリヴァーに惹かれたのか、あの曖昧でしかない言葉で「好き」が通じ合えたのか。相変わらずフランス・イタリア映画の恋愛の価値観は分かり合えない(笑)オリヴァーが初めからエリオのことを好いていたのはなんとなく分かったけど!
女の子と関係を持ったのも、経験豊富そうなオリヴァーと並びたかったのかもね。両親に愛されて育った純粋すぎるエリオっぽい。慎重派すぎるオリヴァーとの対比も良い。
好きでも、どうにもならない恋もある。人生ずっと想い続けてしまう人もいる。そんなどうしようもできない痛い気持ちを抱えている人には、同性愛者異性愛者関わらず一度は観てもらいたい映画。
花