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君の名前で僕を呼んでのhiromiのネタバレレビュー・内容・結末

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

1980年代のイタリアを舞台に、17歳と24歳の青年が織りなすひと夏の情熱的な恋の行方を、美しい風景とともに描いたラブストーリー。アンドレ・アシマンの同名小説を原作に「日の名残り」「眺めのいい部屋」の名匠ジェームズ・アイボリーが脚本を執筆、「胸騒ぎのシチリア」などで知られるルカ・グァダニーノ監督がメガホンをとった。第90回アカデミー賞で作品賞ほか4部門にノミネートされ、アイボリーが脚色賞を受賞した。「インターステラー」「レディ・バード」のティモシー・シャラメと「コードネーム U.N.C.L.E.」「ソーシャル・ネットワーク」のアーミー・ハマーが主人公カップル役で共演。83年、夏。家族に連れられて北イタリアの避暑地にやって来た17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に泳いだり、自転車で街を散策したり、本を読んだり音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオはオリヴァーに特別な思いを抱くようになっていく。ふたりはやがて激しい恋に落ちるが、夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づいてきて……。


美しい映像と自然、避暑地に訪れて羽を伸ばす環境に羨ましいと共に、見入ってしまった。
ティモシーシャラメノ両親が、いい距離を保ちつつ見守る姿勢がとても良かったし、アメリカへ戻るオリバーと最後の旅行に行ったエリオが、オリバーを見送り別れた後、悲しすぎて母親に電話して迎えにきてもらうところも、母親は変に詮索しないでただよりそうだけ、その後に父がエリオに話をするシーンも、自分もそういう気質があったらということもあるが、エリオが嫌な思い出としてトラウマにならないように綺麗な思い出として残るように話をしているシーンも愛のある家族でいいなと思った。
最後はオリバーは2年ほどなんとなく付き合ってきた女性と婚約する。その報告を受けたエリオの悲しい表情で映画は終わるのだが、感情の揺さぶられるよい映画だった
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