Nao1996

君の名前で僕を呼んでのNao1996のレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
3.4
ティモシー・シャラメの演技にはすごい透明感がある。映像の美しさが更に切なさを引き立てる。若いエリオが思春期に一夏の恋を経験するが、その儚さを上手く表現している。エロティシズムを喚起させる演出はそこそこに、プラトニックな側面を特にしっかりと描き出していてとても爽やかだった。最後のシーン、暖炉に顔を向けるティモシー・シャラメの演技はすごい。1人で、しかも表情と肩の揺れだけで、あれだけ観客に切なさを表現できるものなのかと感心してしまう。
Nao1996

Nao1996