内容を知らずに観たので初めは戸惑ったのも束の間、思いがけず どっぷりと感情移入してしまった。
エリオはまるであの頃のいたいけな私で、
オリヴァーは 一晩中思い耽ったあの子にそっくりだったからだ。
偏見を持っていたつもりはないけれど、
愛や恋にジェンダーなど無いのだと、心から、思えてしまった。
映画館、周りはなぜか半世紀は先輩であろう皆さまだったけれど、エリオと一緒にすすり泣いたのはきっと、誰にでもあったであろう 美しい、美しい 思い出を蘇らせて 貰ったからなの だろうな。
景色も、音楽も、全部。大好きだった。
「痛みを葬り去るな、楽しかった思い出を忘れてはいけない。」
【2022/07-31 追記】
ヒュートラ渋谷にて、2回目。
1回目の時はただただ美しさに圧倒されて、
夏になると彼らを毎年思い出して、
パンフレットを何周かして、
ティミーに焦がれて、何年後の再び夏。
やはりやはり、とても素敵だった。
もっと奥行を持って見れた。
何度見ても最高にキラキラしてた。
ジェンダーはもちろんなんだけど、
それ以上のものがこの映画にはあるよ。
水浴びしたい~