ももじ

君の名前で僕を呼んでのももじのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.0
公開時に映画館で鑑賞して、この映画のキラキラ感、鮮やかな印象にとても良いものを見たと感じました。
DUNEを観てきたら、またこの映画のティモたんを観たくなって久しぶりにHuluで鑑賞したので、レビュー。
この作品は、あまりたくさん観るのはもったいない。観る人にもよるかもしれないけれど、80年代といえば私もティーンを過ごした時代。現代の若い彼らがこの時代を演じてくれた事に感謝です。
自分自身のあの頃のキラキラ感が蘇ってくるのです。これから自分は何になっていくのか。ピアノ、、好きな曲の楽譜を探していたなあとか、、まだアナログで物事が進んでいたなあ、、音楽、、ウォークマン、夏の夕暮れどきのせつない感じと気だるい感じ。時間の通り過ぎかた。ファッション。
この作品に使われる音楽もそんな雰囲気を感じるけれど、新しさもあって素敵。地中海という最高のロケーション。
それにしても少年は自由だな。
お年頃の男の子としてはあまりにきれいだけど、まさにこの映画ではそれこそを、凝縮して見せたのだ。
この年齢、、思春期ちょっとすぎ?、、における最高の夏、青春の過ごした方だと思うけれど、こんな知的な家族ってヨーロッパだからこそだろうか。羨ましいかぎりです。

追記
映画の中でのパパのセリフで、自分にも似たような時期があったけど、成就しなかったとかそんな感じのシーンがあった。
そういう揺れ動く年代というのがが主題で、彼が今後どんな方向性に行くのは示されていないので、たんにLGBTというジャンルに含まれるかというと、ちょっ違うかな、と思いました。
ももじ

ももじ