いゆしはる

君の名前で僕を呼んでのいゆしはるのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.0
淡く、青く、切なく、鮮やか。映画の中から夏の匂いが漂ってくるようで、とても心地の良い空間かと思えば、ラストに畳み掛けるような激しさは、忘れていたなにかを思い出すような、あの子ももしかしたらと思いを馳せるような、熱情に満ちた作品だった。そして、映像ではなく演出自体によって、とても色彩が強く感じられる作品だとも思った。このタイトルの意味がしっくりときた瞬間、人間の美しさを語るドラマなのだと痛感すると同時に、北イタリアの最高な夏を体感した気がした。音楽もねぇ、素晴らしいんですよ。

あぁこんなにも人を好きになりたい。
そしてこの家族最高だな。
いゆしはる

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