【生涯忘れられない
情熱的な恋がしたくなる映画】
1980年代
夏の避暑地
北イタリアの緑豊かな景色
80年代のミュージック、ファッション。
この設定、とても好みでした。
そして、エリオ(ティモシー・シャラメ)の演技力、素晴らしかった。
嫉妬する瞳、抑えられない衝動、恋い焦がれる姿
エリオがオリヴァー(アーミー・ハマー)と出逢い、一緒に過ごすうちに恋をしていることに気づき、葛藤しながらも結ばれていく。
エリオの表情ひとつひとつに終始引き込まれました。
特にエンドロールの映像は目が放せない。
対するオリヴァーも、少しずつ見せる表情の変化、心情がよく伝わってきて、素晴らしかった。
エリオに惹かれている自分を抑えながらも、それとなくサインを出す。
エリオは気づかない。
抑えなければならないからこそ、最初は戸惑い避けるオリヴァー。
そこが冷たくも感じるのだけれど、近づこうと決心した途端、エリオ以上に情熱的な感情があったように感じた。
大人な振る舞い。
世間体。
そういったことから解放されたオリヴァーの幸せそうな表情には持っていかれました。
隠喩的、換喩的に表現されているシーンや
ある動作によって、深く連想させられるシーンなど、どれもセンス良く描写が素敵です。
脚色、及びキャストが皆素晴らしい。
観終わった後、胸が熱くなった。
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