めっちゃ面白いみたいな映画でもなければ、めっちゃ感動するでもない。
ただただ北イタリアの避暑地で暮らしたいと思う感情が沸き起こった。
観終わってすぐは、たった一つのことを言うために全てが作られているような気がした。
同性愛というだけでなくユダヤ、果実、ハエ。ある人が言った「メタファーが多すぎて難しい」という言葉が頭の中で堂々巡りする。
10年前のわたしにはこの映画を最後まで観ることはできなかっただろう。
10年後のわたしは何を思うのか想像がつかない。
星の王子さまは読む年齢で感じ方が変わるって思うんだけど、この映画もそういう存在だと思う。