小ぶりな桃に親指で穴を空けて、そこに自分のブツをねじ込み射精する少年。
それをアーミー・ハマーさんが目の前で頬張るシーンを見て、あー隣のカップル絶対ヤバい空気になってる・・と映画に集中出来なかった。
そんな風に書くとアレですが、映像が美しく、流れる時間はゆっくりで、テロップや音楽の使い方も最高で、ヨーロッパでのひと夏を体感できる素晴らしい作品でした。
てか僕はそういう志向は無いのですが、アーミー・ハマーさんがエロすぎて結構ドキドキしました。
途中出てくる女の子も、主演の男の子も、肉体が美しい。
人間の肉体の美しさを、改めて気づかせてくれました。
そしてラスト。
今恋愛で苦しい思いをしている全ての人に聞いて欲しいセリフが出ます。
かつて革命家たちがどうしても変わらない世界に絶望したように、どうすることもできない恋愛にいつだって打ちのめされる。
もういっそ消えてしまいたいと思う。
でも、今は辛くて仕方ないかもしれないけれど、楽しい経験も辛い経験も今しかできないもので、それはとても尊いもの。
涼しい顔してる連中にバカにされても、人生短し恋せよ乙女、いやボーイズオンザランですよ!