Toshiko

君の名前で僕を呼んでのToshikoのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.0
原題"Call me by your name" 2017年。監督はイタリア人、脚本家はアメリカ人。言語は英語。
切なくて綺麗なラブストーリー。
時代設定が80年代前半なので、携帯電話もインターネットもなく、夏休みには避暑地で読書をしたり、自転車に乗ったり、泳いだりして過ごすのが素敵だった。
何よりこの二人が美しい。主人公エリオ役のティモシー・シャラメ、教授一家の避暑地に呼ばれた大学院生オリヴァー役のアーミー・ハマー。ずっと一緒にいてくださいと願ってしまうような。佐藤健にずっとるろ剣をやっててくださいと真剣に願った時みたいに私は願った。
父親と母親が理解者だったように描かれているけれど、何か違う。同性を愛する性的指向を人生における一過性のものとして捉えている点だろうか。80年代前半は今とはかなり違っていた。エリオの両親のように受け止めることで十分な時代だったのかもしれない。
ラストシーンが秀逸だった。
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