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君の名前で僕を呼んでのMKのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
5.0
美しい純愛ストーリーでは収まらない作品。
友情と愛情の境目ってなんだろう?
そんな疑問に1つの答えを与えてくれた気がする。
本当の愛情が芽生えた時、性別という次元じゃなく、互いの境界線すら溶けてなくなる。
エリオが最後に流した涙に共感できる心でありたい。

“二人の間には知性だけではない、
全てがあった。”

それを悲観するも、否定するでもなく、ただ守り続けた両親の愛は本物。

父親のがエリオに語った言葉、
忘れないよう記録

「思ってもいない時に
自然は滑稽な方法で人の弱さを見せつける

そんな時は
私がついている

今はなにも感じたくないだろう
二度と感じたくないかも
それに
こういう話をしたいのは
私とではないだろうが
お前は確かな何かを感じた
お前たちは美しい友情を得た
友情以上かもしれない
羨ましく思う
多くの親は早く終わらせたいと願い
息子が冷静になる事を祈る
私はそういう親ではない

人は早く立ち直ろうと自分の心を削り取り
30歳までにすり減ってしまう
新たな相手に与えるものが失われる
だが、なにも感じない事…
感情を無視する事はー
あまりに惜しい
余計な口出しかな?

もう1つ言おう
より分かるだろう
私は逃してしまった
お前たちが得た経験を
何かが常にー
私を抑えた
又は妨げたのだ
お前の人生はお前のものだが
忘れるな
心も体も一度しか手にできない
そしてー
知らぬうちに心は衰える
肉体についてはー
誰も見つめてくれず
近づきもしなくなる

今はまだ
ひたすら悲しく
苦しいだろう
痛みを葬るな
感じた喜びも忘れずに」
MK

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