美しいとしか言えない
エリオとオリヴァーが次第に惹かれ合い
繰り広げる一夏の恋愛模様を丁寧に描いてる
二人の情景描写をメインに描いてるからとにかくすべての光景が美しい
構図、距離感、被写界深度を巧みに利用したボケ味(意図的にピントを外すこともあります)、田園風景との対比、夜には月光や照明のライティングが綺麗でセリフを追わなくても二人の心情が感じ取れるほど濃厚
肝心の二人については、とにかくお互いがお互いを壊さぬように丁寧になったかと思えば
スコンと訳わからん行動をとってみたりと右往左往してる
オリヴァーのエリオへの接し方はどこか薄いグラスを扱うような「壊したくない」のような感情があるように思った
大人とはいえオリヴァーも24歳だからそこまで大人ではないのかな
この全力で向かい合わない(向き合えない)あたりはもどかしく歯痒い思いをするが
どこかリアルで胸が締め付けられるような思いになる
全体的に詩的な空気感が漂う中、トゲは所々あるけど包容力に満ちた温かい空気感が漂っていてとてもいい映画だと思った
「僕もう17だよ??!!」と怒っているのにオリヴァーに無邪気に飛びつく姿とか
「大人にならないとな」と諭しておきながらたまに狼狽えるオリヴァー
ゆったりとした時間の流れの中で優しく交差した二人の時間軸が本当に美しい、尊い
もうこれ尊い
マジ無理
いかん語彙力が死んだ