17歳と24歳のひと夏の同性愛の恋愛を描いた映画です。LGBT映画ですがあまりそこには当てはまらない様に感じました。
台詞はかなり少なくピアノの音楽とともに淡々と進んでいきます。この進み方の時点でかなり好き嫌いがつくかと思います。
映画序盤は退屈に感じましたがティモシー・シャラメ演じるエリオとアーミー・ハマー演じるオリヴァーの関係性が深くなっていくにつれて映画自体もかなり奥深く美しいものに変わっていきました。
北イタリアが舞台となっていますが自然の風景はとても素晴らしく、淡々と進む映画マッチしたピアノのBGM、同性愛という難しいジャンルを演じ切った2人の俳優の演技も非常によかったです。
よかった部分も多いですがひとつ悪かったところはそろそろ終わりかなと思ったところでまた別のストーリーが始まるというのが終盤であり映画がかなり間延びしてしまい映画の時間以上に体感的に長く感じました。
ただその部分を含んでもとても美しく興味深い映画です。普通のラブロマンス映画よりもしっかり恋愛映画になっているかと思います。素晴らしい作品でした。