ガス君

君の名前で僕を呼んでのガス君のレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
5.0
君の名前で僕を読んで

なんと美しいタイトルでその通りの作品だった。

どん底に落ち込んだ時こそ、音楽も聴く気になれない‥そう、外にでて樹や空の大きさや多さに自分のちっぽけさをさらされ、さらに絶望する。

終盤、父の言葉の的確さに先の事を思い出していた。

自然は狡猾に人間の弱さに入り込む。ドンピシャ過ぎて感情が入り込んだ。エリオも、絶望の時ほど、イヤホンをはずし、樹々や炎に見入る。こんな表現は他の作品ではあまり見た事が無い気がしたし、新しくて本当に美しいものを観れたとおもう。

自分の父の存在に改めて感謝したいきっかけにもなった。アベンジャーズと並ぶ今年の満点作品。
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