Kento

君の名前で僕を呼んでのKentoのネタバレレビュー・内容・結末

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

淡々と物語は進んでいくので、
一度見ただけだと時系列がよく分からなかったんですが、

お互いの気持ちが通い合う瞬間、
そして別れの瞬間、
初恋が終わる瞬間。
誰しもこういう気持ちは体験した事が
あるんではないかと、
どこか懐かしい気持ちになりました。

勿論、題材は同性同士の恋愛ものには
なりますが…

好きかもしれないという気持ちに
蓋をする生き方をするのか、
それとも、気持ちに正直に生きるか。

そういう気持ちの揺れ動く心情の描写が
とても美しく描かれていて、
素敵でした。

生々しく感じる場面もありましたが、
17歳の少年ってきっとこんな感じだと思いますし、
そう思うとリアリティがあったかなぁとも感じました!

好きな人の気を引きたいがために
あえて嫌がられるような事をしてみたり、
無意識のうちに目で追っていたり、、、

もどかしくも、切なかったです。

最後の別れのシーンなんか特に…

本当にお互いに好きで辛いから
深くは語らない。
無言でお別れするシーンは
胸がギュッと締め付けられましたし、

そこからの2年後(?)に
オリバーからエリオへの結婚報告。

最後の暖炉の前で泣いているエリオが
すごく良かったです。
余韻が残る感じで。


BLものになると偏見とかあると思いますが
恋するという点では
誰しもに通ずる感情だと思いますし、
そういった意味で是非オススメしたい作品だと思います!
Kento

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