「君が知らないことはある?」
「何も知らないよ」
「誰よりも知識がある」
「大事なことは知らないんだ」
このシーンとセリフがいちばん好き。会話から溢れてる美しさとか、悶々とした気持ちとか、直接的じゃない表現が余計心に残る。
ラストシーンもそうだけど、言葉にならない感情を表現するのがうますぎるティモシー。
タイトルの『君の名前で僕を呼んで』
いつかふたりに別れがきても、いつだって自分の名前で彼を思い出して、いつだって自分の中に彼がいる。なんとも切なくて泣ける。
ずっと観たかったこの作品。その期待にそぐわぬ名作でした。