ぱるむ

君の名前で僕を呼んでのぱるむのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.7
美しい初恋か、
一生忘れないひと夏の恋か。
結婚しても、全部を言えない世界でも、
心の中でいつまでも思い出すんだろうな。

背景を考えれば考えるほど苦しくて、
でもそれを超えるくらいに美しくて
美しいなんて言葉では全然足りなくて。
お互い探り合って、繋がって、嫌われちゃわないか不安で。
繊細すぎる、きゅんきゅんです。
そこらのカップルよりよっぽど愛に溢れてる。

エリオの両親も素晴らしくて、
親の思想とか、育った環境によって
オリヴァーと、心配するポイントがこんなにも違うのか

エリオのパパが最高なの。
痛みを知って大人になっていくんだけど、
ちゃんと痛みを見守れる器、包容力、知性、信頼。
羨ましいって言えちゃうの

痛みを葬るな 感じた喜びも忘れずに。
大人になればなるほど出来なくなるの
心は擦り減るって。
痛みを押し殺したら、せっかくの喜びも死んでしまう。
それなでしかない。
痛みを恐すぎて、喜びすら得られなくなっている自分に刺さり過ぎた。
あんな親になりたい。
ぱるむ

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