Ayako

オーシャンズ8のAyakoのネタバレレビュー・内容・結末

オーシャンズ8(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

女版オーシャンズ。

女性だけのメンバーで構成されており、刑務所に入る原因となった元恋人にもきっちりリベンジを果たす爽快な結末は、年初からセクハラ問題、#METOO運動へと発展した今年にふさわしい女性がセクシーかつハンサムに活躍する映画だなと実感しました。(本家では、別れてしまった恋人への未練タラタラで、取り戻すのが作戦の目的の一つとなっている)

ストーリーもテンポよく、きらびやかなMET GALAを舞台に繰り広げられ、ターゲットもジュエリーと、本家のカジノや銀行といった男臭いところではなく、設定も女性らしさがいい意味で漂っているのがポイント。あとは、11はダニーの、12ではラスティーの恋人を取り戻すという”もう一つのターゲット”があったものの、今回それは、”自分をはめた昔の恋人への復讐”に変わっていたのも爽快だった。

主役のサンドラ・ブロックをはじめとする豪華共演陣もさることながら、Dビーの右腕役のケイト様が圧巻。本当に毎回多彩な役(誰もが知る歴史上の人物『エリザベス』、エルフの女王『ロード・オブ・ザ・リング』、数奇な運命をたどる人と結婚した女性『ベンジャミンバトン』、意地悪な継母役『シンデレラ』、上流階級でこっそりと同性を愛する夫人役『キャロル』、夫の逮捕により没落・盗作していく女性『ブルー・ジャスミン』などなど)を演じわけているイメージはあったものの、今回のような姉御肌で、スマートな犯罪者のイメージは全くもってなかったので、毎回いい意味で期待を裏切ってくれる女優さんだなと改めて実感しました。

とっても上質な娯楽作品。
Ayako

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