名リメイク「Ocean’s Eleven」の女性リブート版。今回スティーブン・ソダーバーグは製作総指揮にまわり、ゲイリー・ロスが監督。
ダニー・オーシャンの妹デビーをサンドラ・”デンジャラス”・ブロック、右腕役を我らがケイト・ブランシェット姉御、ターゲット役にはぶっ飛んだ美しさのアン・ハサウェイ。美しくエロく鼻につくキャラ。
ていうかダニーは墓のなか？
サポートメンバーにも歌姫リアーナ、エキセントリックなヘレナ・ボナム＝カーター、”名脇役”サラ・ポールソンなどの豪華かつツボおさえたキャスト、ファッションの七変化、鮮やかな盗みのテクニック、セリフ、テンポ、音楽、銃撃戦も無く人が死なないシリーズ共通の美学や、メイン展開からのネタばらしシークエンスと映画の構造も完全に11を踏襲。
イントロの釈放シーン、スリ師の勧誘シーン、他種多様なメンバーたち、元恋人に対する右腕の危惧、チュッパチャプスとかオマージュもね。
メットガラのシーンでは数々のセレブ（最後にリストしました）が、ヴォーグの編集長アナ・ウィンターやダコタ・ファニングもカメオしてたし、保険調査員にジェームス・コーデン、ルーベンなど”古い知り合い”の使い方も効いてた。
確かに盛り上がり的にはイマイチで、大きなピンチもなくすんなり進み心配になったけど、最後だけはそこそこ捻りがあって、楽しませてくれました。これだけ目の保養ができるとスコアも甘めになるってもんです。
「同性の友達が少ないから」が一番笑ったかも。
ちょっとだけテス（ジュリア・ロバーツ）は？キャサリン・ゼタ・ジョーンズは？（12で大泥棒の娘だった）って期待しちゃったけど、8ではじめたって事は、9, 10と3部作の魂胆まるみえだしね。
☆カメオ出演者:
キム・カーダシアン、ジジ・ハディット、ゼイン・マリク、カイリー・ジェンナー、アドリアナ・リマ、アレキサンダー・ワン、マリア・シャラポワ、オリヴィア・マン、コモン、セリーナ・ウィリアムズ、ケイティ・ホームズ、トミー・ヒルフィガー
