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猟奇的な彼女のkkaのネタバレレビュー・内容・結末

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2回目。


酔ってない彼女はとてもタイプ
という時に、あからさまに下からレフ板当てて輝かせているな。1年弱前に見た時は気づかなかっただろうと思ってちょっとほくそ笑む。

運命的なもの感じないもの、と言いながら店変えて飲むのは、キョヌに何かを見出したかったからだよね?ねぇ。

怒り方が本当に気が強い。怒っていたのに泣き始める。映像だからカットが違って本当にそのままの流れかは分からない、けど、すごいよな。

キョヌ良い人すぎるんだよ。

夕立という名作の最後がつまらない
仲良い子も一緒に埋めてくれ
なんて言う意味わからんなにこれ、何を見させられてるんだ

と思ったけど、
彼が死んで取り残された自分が辛い、いっその事一緒に埋めて欲しいのに
って事だったんだな。


遊園地にて、
心の傷は意外に早く癒えるものよ
と脱走兵に説く。
癒えていたんだね

たまたま交渉人みたいなことしちゃう彼女(笑)


ガチの脱走兵のトラブルと、サプライズのお友達が変なコラボレーションを起こして。

この、甘いジュース頼もうとするキョヌに、ふざけるなと言って勝手にコーヒー2杯と頼む彼女。
なんであなたは、違うの?っ少しイラつきながらもそこを愛おしく思って来ているんだろうな。


劇中劇で色んな姿を見せるの面白いなぁ。やってみたい。

自作のシナリオでひたすら未来人にこだわる彼女。
あれ?涼宮ハルヒみたい?涼宮ハルヒとキョンみたい。え?キョンというキャラクターはキョヌから生まれた?もしかしたら。最初はよく分からないバイオレンスな女に見えて、そうなるに至った過去がある。そしてそれに振り回される、語りの男。

キョヌの情けなさ、あんなに情けなく演じる俳優さんもすごい。

靴履き替えっこはちょっとやってみたい(笑)

わかった、履き替えよう
と言われたあとの、本当?とかめちゃ可愛い。

薔薇を持って本当にピアノ弾いているところに行くのすごいドラマチック。そんな青春欲しかった(笑)

いなくなった彼と全然違う、のに、そこはちゃんとやってくれるのが素敵。
でも月一の制服ダンス大会なんてのは彼とは出来なかったろうな。
彼女の野心的な部分もぶつけられるキョヌ。

幸せそうな姿を見て、ここまで元気になったのならもうそばにいる必要は無いというの、本当に良い子よね。

お見合い相手に、真心込めて、彼女に幸せになってもらうために託した心得。
お相手の方にもキョヌと彼女がどれだけ想いあっていたか、素直に伝わっただろうな。1度最後まで知った上で観ていても号泣してしまった。


そして今度会う時にはもっと違う自分に!ってダメだったところを直そうと努力するのが素敵、良い人。


木の下におじさんが座るから、どれだけ年が経ってしまったのか、どういうパラレルワールドなのだろうかと思ったよね。

3年後の涙を流す姿、綺麗だなあ。


電車に乗り遅れるキョヌ、運命のイタズラ的なさぁ。

気持ちは軽くなったという彼女、本当にすっかり何かが落ちてナチュラルな綺麗。でも楽しそうでもないね。

カノンみたいなさちょっと違う曲、でも心に染みるポテンシャルは一緒なのが可笑しい。
キョヌもイギリスに行くんでしょ?って言われてるけどそれはだって彼女に会いにいくためだったわけでしょう。もう行かなくても良くなったよね。運命だよね。

そしてやっぱり、私は、伏線回収大好きマンだと改めて認識する。
kka

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