かりんちゃんのウマ

猟奇的な彼女のかりんちゃんのウマのネタバレレビュー・内容・結末

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

今も忘れない、初めて観た中2の夜。
夜中に放映されてて、序盤の強烈なゲロシーンで目が覚めた。
平気で人を殴るし、水に落とすし、笑うし、泣くし、そして泣かされるし、幸せになった。

主人公のキョヌ、チャテヒョンのファンになり、彼の映画とドラマを見漁った。
チョンジヒョンも大ファン。
韓国映画を見始めたきっかけの作品。
当時大流行してたしね。


なにがそんなに個人的にロックオンされたのか、今思うと、主人公のキョヌも「彼女」にも共感できたから。
凶暴さと優しさが混在していて、遠慮なく最大限に表現されている。
ギリギリのラインまで人とぶつかる、どこから知り合いで、どこから友だちで、どこから恋で、どこから愛に変わったのかわからないけど、その経過はちゃんとある。
つまり、たいへん中性的な映画なの。
そこがとてもいい。お互いがお互いを見てる。


中でも好きなシーンは、
デート中にキョヌが「彼女」と靴を交換するところ。
言われるがままとも言うけど、キョヌの優しさが存分にあらわれていて、中2ながらキョヌを愛おしく感じた感覚は忘れない。



ノンフィクションだというから、驚き。
韓国ってすごいね。笑