1960年代の西ドイツ。
出来て間もない空軍が輸入したのは、アメリカのロッキード社の戦闘機F-104通称スターファイター。
この戦闘機は次々と墜落事故を起こし、「ウィドウメイカー(未亡人製造機)」と呼ばれるようになったという実話を基にしたテレビ映画。
前半と後半でガラリと毛色が変わる。
その転換点となる事件にはビックリです。
奥さんの方が東ドイツのスパイじゃないかとか、軍やマスゴミの悪意に晒されるのが可哀想なんだけど…覚悟を決めた時の女性の強さ。
あの弁護士の人もなかなか漢気があって良かった。
しかし実話だから仕方ない部分はあるものの、あの決着の付け方はちょっとモヤる。
現実はやはり厳しいのね。
900機以上の機体のうち、200機強が墜落事故起こしてるなんて明らかに裏に何かあるはずなのにね。
今回の東京オリンピックの負の遺産や失敗した部分について、結局誰も責任を取らないことと同じ構図ですね。