日継

セックス・ハンター 濡れた標的の日継のレビュー・感想・評価

4.0
ぜんぜん面白くないのに面白かったんだけど

アバンからもうつまらなさの漂うレイプシーン、ひどい白人アテレコからして うっ、という感じだし、というか軍人ではなくチンピラにしか見えんし、せっかくよく撮れてても絶え間無い英語のアテレコでなんか台無しだし、繰り返される鳥居のモチーフはこっぱずかしいし、エ!?コレで終なの?!!?とか、もう幾らでも粗が出てくる微妙な映画なんだが。。
けれども描き込められた時代の空気やエネルギー、主演俳優(沢田情児)の顔などが無茶苦茶に良いので観てしまう。タイトルバックもコテコテだけど、良いじゃん。
そして例の謎のカタツムリロックと金網の側をよたよたと歩く、飛行機が飛ぶ、は最高にクール。

全体としては微妙な出来だけれど、ぐっとくるシーンが散見される。ロマンポルノのアメリカンニューシネマという感じか。
同じく大和屋脚本の エロスは甘き香り もそうだが、福生は良いな。
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