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機動戦士Zガンダム III -星の鼓動は愛-のmitakosamaのレビュー・感想・評価

2.6
Zガンダム3作目だが、これもグダグダ感は否めないなぁ。

アクシズ登場による、ティターンズ・エゥーゴとの3すくみが始まったは良いが、中盤まで政治交渉が長々続く。エゥーゴ一行がアクシズに乗り込み交渉しに行くクダリが2回。何故だ???1回に纏めぃ!!!

シャアがハマーンに頭を下げさせられるシーンは必要だが、だったらシャアのダカール宣言を削ったら絶対ダメじゃん!シャアの面目が潰されたまま終わっちゃう。
「こんなジオン臭いスーツ」をわざわざ新規作画にしてまでダカール宣言を削る必然性が何処にあった?
世論をエゥーゴ側に寄せ大義名分が移る大事なシーンなのに…

で、アクシズはシロッコ側に付きメールシュトローム作戦。
ジュリドはバウンドドックで超超・無駄死に。こんなことなら1作目で助けてあげるシーン要らなかったじゃん。
ヤザンにやられそうなエマを助けるため、ヘンケン艦長がラーディッシュで艦員全員を犠牲にして特攻するのも、改めて新規作画で見ると無茶苦茶だ。しかもエマも死んでこれまた無駄死に。

カミーユがシロッコに特攻する際の、女子達の幻想もTVのまんまだから変。映画版じゃロザミアが妹化しないんだから出て来たらおかしいじゃん。

まぁ、富野からしたらラストの変更だけが目的だったのかもね。
カミーユがラリパッパにならずにファと結ばれる。駅弁ハグが出来ればそれで良かったんでしょう。
Zの殺伐とした雰囲気も、富野がお爺ちゃんになって緩和されたってことだね。エマはテヘペロなドジッ子特製が付いちゃうし、修正してやるも無くなった。丸くなった富野が若手の居たりで作った作品を作り直したかったのも、時代の成せる技か。

Z3部作を、新劇エヴァの様にちゃんとリメイクしてくれれば、ZZやVの3部作映画などのビジネスモデルに成り得ただろうに。勿体なかったな。
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