セックスの深淵を追求している2人組の女性（倉沢萌＆桃井良子）が、古典研究家（リョウ）の扇動により江戸枕本の性愛世界に引き込まれていく。性的快楽の探求劇を描いている、エクセス配給のピンク映画。

江戸春画の歴史的価値が見直され、無修正の状態で雑誌掲載オーケーになった時分の作品。かつての成人映画においても局部にマスク処理されていた春画だが、本作では無修正で映像に収められている。

パートナーとのセックスに隙間風を感じている女性陣が、江戸時代の枕本に「HOW TO SEX」を見いだしていくという物語。実在する著作から書き入れのフレーズを引用しつつ、現代のカップルの性生活に落とし込んでいく。

悩み事を聞かされた男性パートナーが「じゃあ、俺が悪いってのかよ！」と脅しつけてくるところが理解不能だが、女性主導の性探求を強調するためには、妥当な演出ともいえる。何よりも、枕本の内容に則った性交渉を長尺で収めているところがエロい。

知識欲と性欲を刺激されるバランスが良くて女性監督ならではの感じ。
しかし当時のバブルの格好は凄いな、それ着て古典講座行くかよ...
赤のスカーフ柄っぽいブラウスかっこ良かった。
九浅一深とかはそうかもと思ったけど男がイキそうになったら乳首を吸うってのはよく分からんな...