このレビューはネタバレを含みます
本を読んでたからこそ、「君の膵臓を食べたい」の言葉の意味が沁みたし、映画オリジナルの大人になってからのストーリーに感動できたと思った。
本でも映画でも号泣したのは、さくらが寿命ではなく通り魔に刺されて亡くなったシーン。命は病気の人も健康な人もどんな人にも平等だということを突きつけられ、余命を懸命に生きていたさくらにも平等に命の終わりが訪れたことが残酷で苦しかった。
本より映画の方が、春樹が共病文庫を読み終えたあとに涙を流したシーンで号泣した。
命の尊さと儚さ、運命ではなく自分の今までの選択が人生を作り上げていること。
1日1日を大切に生きなくちゃと改めて思わせてくれるお話だった。