Maiko

君の膵臓をたべたいのMaikoのレビュー・感想・評価

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)
4.1
題名の意味が深い...

気が付けば、私の映画Marks数が1900本になりました!記念すべき1900本目は、まさかの邦画でした(笑)

昨年公開されて話題になった、住野よる著の同名小説を実写映画化した作品です。高校時代の同級生・山内桜良の言葉をきっかけに教師になった「僕」は、教え子と話している中で、12年前に亡くなった桜良と過ごした数ヶ月間を思い出します。高校時代の「僕」は、桜良が綴る秘密の闘病日記を偶然見つけ、彼女が膵臓の病気で余命わずかな事を知ります。それをきっかけに「僕」は彼女に一緒に過ごすようになります。一方、桜良の親友・恭子も結婚を目前に控え、彼女と過ごした日々を思い出していました...

正直、お涙頂戴なラブストーリーだと思っていましたが、ただのラブストーリーではありませんでした。原作未読なのに先の展開が読めてしまいましたが、それでも涙が出てしまいました。そして終盤で明らかになる題名に隠された意味にも涙腺崩壊、、、
主演の浜辺美波と北村匠海の初々しさや、小栗旬の静かな演技も良かったです。特に波辺美波の眩しい笑顔と、その裏に秘めた死への恐怖や悲しみを繊細に表現した演技が印象的でした☆
桜良と「僕」の関係性は、ピュアで透明感があって切なくて、、、桜良の最期は衝撃的でしたが、彼女の「僕」への想いに感動しました。今作を通して感じたのは、
「人はいつ死ぬか分からない。だから、一日一瞬を大切に生きよう」。

多くを語りません。これは秀作です。観終わったあと、切なさだけではなく、何故か心地良い風が吹いた気がしました。

これからももっと素敵な映画に出会いたいです☆
Maiko

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