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君の膵臓をたべたいのKのレビュー・感想・評価

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)
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タイトルが気になって見た。
膵臓は食べなかった。

渡辺美波ちゃん演じる桜良ちゃんが可愛いのなんの。あざといんだけど快活で、儚く、愛おしくて、映画を見ながら私達も彼女に恋をする。だから、彼女を喪った時、胸が張り裂けそうになる。

劇場で見ながら、泣きました。どこの誰か分からないけどおじさんも嗚咽をもらして泣いていた。
彼女が駆けていって、振り返って、八重歯を覗かせながら微笑む姿が未だに目に浮かびます。満開の桜を、見せてあげたかった。

物語の最初に伏線が張られているので、後半それに気づいた時、本当にやりきれない。何で彼女が?という憤りと、明日の命に確かな保証はないという当たり前のことを改めて知ります。悔いのないように生きないとなあ。
送れなかった言葉と、届いた言葉。「君の膵臓をたべたい」、映画の予告で『このタイトルの意味に涙する』とかいうフレーズがあった気がしますが、確かにそうだと思いました。

映像が透明感あって綺麗です。現在と過去を行き来する物語構成になってるんですが、これは映画オリジナルなのかな?原作があるらしいのですが未読なので何とも。でも脚本の構成力、素晴らしいと思います。

アニメ化もするみたいですね。それも楽しみです。多分、この映画を超えないだろうけど。
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