ふじのぴ

オアシス:スーパーソニックのふじのぴのレビュー・感想・評価

5.0
曲がかかる度に、あ〜〜最高!ってこっそり震えた劇場で。彼らがいかにすごいバンドだったのかがよく分かる。当時、ほかにも良いバンドはあったが、やっぱり私はその中でオアシスが一番好きだなと再認識させられた。

彼らがここまでセンセーショナルなバンドになった理由が、ただ単に彼らが最高だっただけでなく、時代背景もその要因のひとつだと語られている。また、同時にもうそんな時代がやってこないということを示唆していたのが少し悲しかった。
オアシスがデビューした年に生まれたせいで、彼らのこの三年間をよく知らないのが残念である。

ライブとインタビューを混ぜたこのドキュメンタリーの見せ方がすごくよかった。
パンフレットの中身もとても興味深く、あの兄弟にどうやってインタビューしたのかが書かれてて面白かった。

お金やビジネスや人間関係やその他諸々音楽に関係のない色んなことなんかのせいで(ほぼあの兄弟の問題)オアシスは解散してしまったけれども、彼らの曲はずっと残る!これは歴史だ!


インタビューでネブワースのライブを振り返るノエルの言葉がとても印象的だった。

「何かの始まりではなく、終わりを感じていた」
「最も新しく、最も偉大だった。オアシスにかなうものはない」