Kaiki

オアシス:スーパーソニックのKaikiのレビュー・感想・評価

5.0
イギリスはマンチェスターが生んだ伝説の兄弟のドキュメンタリー。

映画館で初めて観たときは出音がクソ小さすぎて物足りなくて不完全燃焼で帰ったのを覚えてる。そして、今回いいスピーカーの爆音で観賞してやっとこの作品を味わえた気がする。

ギャラガーの母親による家族事情、一夜で12万5千人を集めたKnebworthの日の舞台裏模様、初期アルバムのレコーディング風景(特にChampagne Supernovaの歌入れとか)、どんだけロックスターなんだよっていうストーリーが盛り沢山。


Noel “What, you askin' me if I'm happy? Listen, I've got eighty seven million pounds in the bank. I've got a Rolls Royce. I've got three stalkers. I'm about to go on the board at Manchester City. I'm part of the greatest band in the world. Am I happy with that? No I'm not! I want more!”
「(インタビュワーに向かって)何だと、俺にハッピーかって聞いてんのか?よく聞け、俺の口座には87ミリオンポンド(100億円以上)ある。ロールスロイスも持ってる。3人のストーカーもいる。マンチェスターシティを乗っ取ろうかとも思ってる。そして、俺は世界一のバンドのメンバーだ。それでハッピーかって?ンなわけねぇだろ!もっとくれよ!」

言葉を失うほど、呆れるほどに狂ってる。
世界中にはこれまで数多のアーティストが名曲を残してきたけれど、ここまで発言行動がビッグなアーティストもなかなかいないと思う。だからこそ、愛してやまないですよね。
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