SugarOnMe

オアシス:スーパーソニックのSugarOnMeのレビュー・感想・評価

4.0
Voで弟のリアム・ギャラガーの映画の前にネトフリで見付けたので鑑賞。

バンド結成してから96年のネブワースでのライブまでの約3年の話を二時間に凝縮。もっと前のギャラガー兄弟の誕生、もっと前の母親が三人の息子と一緒に、マンチェスターへ逃げてきた話も出て来ます。

部屋に籠って、ギターばかり弾いていた兄ノエルと音楽には全く興味無かった弟のリアム。ある日急に音楽にのめり込みバント結成。友人のボーンヘッドと共に活動するのを見ていたノエルが加入して曲を書き、レコード会社の人間に発見されデビューへ。誰が撮っていたのか多数の写真どころか動画まであって結構驚き。最もだったのが、デビュー前のリハーサルで3rdアルバムに収録されるAll Around The Worldが演奏されている。

英国ツアーから日本へ。なんで英語話せないのに、こんなに人気あるんだ!とノエルの驚きの発言もある。そしてアメリカへ。メンバー、スタッフと飲んでハッパやドラッグやってハチャメチャなロードの日々。この間にも兄弟ケンカやって、ノエルがクリケットのバットでリアムを殴打。ケンカのレベル越えてるよ(笑)曲を書いているだから、俺がリーダーだのノエル。フロントマンのリアムとの主導権争い。エゴの強すぎる二人に他のメンバーも頭が痛かった事だろう。ベースのギグシーはそれに疲れたのか一時離脱。

暴力の絶え無かった父親がツアー中に突然姿を見せたが、二人とも親とは認めていないのだろう。父親の姿見て「殺してやる」のリアム。マスコミにこのネタ売って金儲けだと兄弟で一番殴られたノエル。母親は三人を養う為に仕事を3つもしていたのを知っているから、許せないのだろうな。

アルバムのヒットにツアーの規模も大きくなり、金儲けのスポンサー主導になってしまい、バカやってた楽しいロードとは別れスタッフも抜けてしまった。それでもギグは続く。兄弟ごひいきのマンチェスターシティのスタジアムや50万人集まったネブワースと伝説を次々作った。この時がバントにとってのピークだった。アルバムの売上は下がり、メンバーも代わりケンカも絶えず解散。相変わらず兄弟ケンカのネタが絶えない。

Morning Gloryを秋葉原のラオックスのCD館の店内でかかっていたのを聴いて購入してから25年。解散するまで大ファンだった。でも好きなアルバムは1stから3rdとDon't Believe The Truthだけ。後はまあまあ(笑)ビートルズぽさが無くなり、一度聴けば耳に残るのが彼らだったのにそれが無くなってしまった。それでもライブには沢山足を運んだ。再結成の話も絶えないが、兄弟譲らないしそれぞれ順調なので叶わぬ夢。

後一回で良いから兄弟揃ったステージを見てみたいのだがね。
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