このレビューはネタバレを含みます
前半は、コメディタッチで借金だらけの生活を耐えて。そろばんをいかして、きりぬけていくかというのを描いていましたが。後半から、大人になった息子の話になるあたりから。武士の家計簿はどこえやら……。ただの、幕末の侍の生活の話になってしまいました。しかも、後半は怒涛の人の死去死去死去。テロップで、バンバン出てくるので。何とも微妙な気持ちになりました。
前半は、確かに侍がどういう仕事をしていて。食事をして、その時代の生活が珍しくて。それを見ているだけで、楽しくみれました。
ただ、そろばんをいかしたエピソードがあまりなくて。ただ、物を売って借金を返していくだけで。後半に「借金を返した」と台詞が出てきましたが、いつの間に返してたのかがわかりませんでした。
息子が成人して、戦争で死んだと報せが入って。慌てる両親でしたが、オープニングで新政府で働く息子目線から物語の導入が入っているので。息子が生きてるのがわかっているのに、そこでドキドキさせてもできなかったです。よくわからない構成でした。
建前を重視するお侍さんが、生活のために周りの視線を気にせず生きる姿を観れるのは面白かったですが。120分、チト、退屈な映画でした。