４時間もある作品を集中を切らさずに観ることができるか、鑑賞前は不安でしたが飽きることなく無事に観ることができました。体感としては２時間半〜３時間ぐらいかな。
評価は難しいです。当時の台湾の政治情勢について詳しくないですし、物語の雰囲気が当時の雰囲気を上手く再現しているかも分かりません。そういうバックグラウンドを抜きにして映画として面白かったかどうかというと、個人的には普通という評価です。この作品の面白さを感じることが出来ない僕は可哀想な人間なのかも知れません。
いかんせん長過ぎます。もう少し短くまとめることが出来たと思います。そして人間関係と登場人物が分かりにくいです。途中で老二という小西の兄弟が出てくるのですが、序盤は老二と小西の関係が分かりませんでしたもん。それから滑頭。これが名前だと気付くのに少し時間を要しました。
そんな訳で長くて難解です。いつの時代も、どこの国でも男女関係のもつれは人をおかしくさせてしまうものなんですね。
閉塞感のある中で子どもたちまでもが息苦しさを感じて生きていかなければならないのは辛いものです。
