寄道世之介

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版の寄道世之介のレビュー・感想・評価

1.0
伝説の映画とチヤホヤされてるので期待して見に行ったものの、最初から最後まで意味分からず苦痛の4時間…。

一種のアート作品なんだろうと解釈。このアートを理解できるのはおそらく全人口の1%もいないのではないか。

4時間なのに休憩が無いことに驚いたが、休憩があったらきっと途中で帰る人が多いだろうから休憩無くて納得。
そもそもストーリーは抑揚なく淡々と進むから休憩を入れるタイミングもない。

個人的に理解不能だったのは、チンピラの抗争に喧嘩の弱そうな中学生も絡んでること。リアリティを感じなかった。

いい大人のチンピラのリーダーの女が性の匂いを感じさせない中学生の女の子というのもリアリティなかった。

チンピラの抗争メインなのにアクションシーンもリアリティない。

観客をバカにしてるとは思えないので怒りはないが、時間を無駄にしてしまったという徒労感だけが残り、批評家の言うことは信用ならないこと、自分はアート作品には手を出してはいけないということを痛感した。


@角川シネマ有楽町、シルバースクリーン、ビスタ最大でビスタ
水曜日は映画館サービスデーで1100円と思って行ったものの、この作品に限っては割引なく2200円だった…。