小明の心境の複雑さよ…
こんなに長い映画初めてみたけれど、名シーンが山ほどあって四時間映画という尺の贅沢さを知る。
少年少女達の思春期のアンバランスな心の葛藤に加え、それぞれの家庭内の問題や果てはお国の政治情勢がこの映画の苦味のエッセンスとして効いている。アジア電影独特の暗さや湿度が魅力的だ。
ぼーっと見てると、日本との戦争の話がちらほら出てきたり、大事なシーンのキーアイテムに…が使われたりと、所々どきりとさせられる。
最後の最後にレクイエム(?)が流れたシーンとプレスリーの曲がかかるシーンでやっと、ほとんどの場面にbgmが付いていなかったと気づいた。小四十字架のシーンがめちゃくちゃ美しかった。