抑圧だとか貧困だとか思い込みだとか傲慢だとか、色んな不条理が大切な言葉達を掻き消して、そして世界を歪めていく。
ジュブナイルはあんまり響かない人間なので、心的にはそんなに感動しなかったんだけど、脳みそに残ってる感触が名作のソレなので迷わず4.9。
これ難しいねえ。
ああーなんか、もう、いっぱいいっぱい。
こういう情報で頭がグシャグシャで、それでもどうにもならなくて、彼女だけが実在していて、それすらも否定される。なんて。途中でハニーが言っていた言葉と諦めが何度もリフレインする。
夏の夜の匂い。美しい光と黒。
ファムファタール。