ジャレッドレトがVシネに迷い込んじゃった系ヤクザ映画
Netflixが力入れて宣伝する映画って大抵ダメな映画が多いよね
ベビーシッターは良かったけど
本作は2015年にNetflixが日本に上陸してから初となる日本ロケ映画
主演にジャレッドレト、脇に浅野忠信、椎名桔平、名前がわからないけどテレビでよく見るジャレッドレトの奥さん役の人、安田大サーカスのヒロとクロちゃんに負けじと頑張ってる
日本ロケといえど本作の舞台は1954年の戦後大阪
とんでも日本描写を期待していたが結構当時の店看板、雰囲気は作り込まれてるし「三丁目の夕陽」を見ているよう
そうだ!これはヤクザ版「三丁目の夕陽」!
お金をかけたVシネ
普段Vシネヤクザ映画なんて見ないんですがなんかヤクザになっちゃったジャレッドレトがヤクザの文化、風習を習っていく
「落とし前」の指サクサク切れすぎだし顔色ひとつ変えないヤクザの忍耐力は凄まじい
スコセッシのマフィア映画のような生々しさ
ヤクザの抗争、報復の連鎖
太平洋戦争の傷跡が絡む時代背景
現代のヤクザ映画では味わえない昭和感
浅野忠信は相変わらず凄い存在感
でカッコいいこの人が出ている時だけこの映画は多少面白くなる
安田大サーカスのヒロはお笑い芸人とは思えないほど怖い
本業ヤクザでも違和感ない
日本勢キャストは良かった
日本人役に中国人、韓国人を起用しない徹底したキャスト選びはNetflix流石
世界よ、これがヤクザだ