カート・ラッセル＆スティーブン・セガール共演の航空機ハイジャックアクション。
世界一の殺傷能力を誇る神経ガスを持ったんテロリストが、ワシントンD.C.行きの旅客機をハイジャック。特殊部隊が奪還任務に当たる。
"Hail Marry Alpha1 10minutes"
(以下、ストーリーの核心ではないが、とあるツイストのネタバレを含む)
良い意味で予想を裏切られた。てっきり無敵のスティーブン・セガールが敵を一掃するいつものセガール映画だと思って観ていたら、セガールがまだ前半のうちにろくな見せ場もないまま、呆気なく退場していった。アクションスター、スティーブン・セガールのイメージを逆手に取った巧いキャスティングだと思う。
期待以上に楽しめた。イスラム教徒を絶対悪として描いている点にはさすがに時代を感じるが、そこにさえ目を瞑れれば、90年代のハリウッド映画らしい大味なパニックスリラーアクション映画としてちゃんと面白い。高度8000mでのドッキングミッション、爆弾解除ミッション、覆面爆弾テロリスト探しミッション、テロリストの制圧及び旅客機奪還ミッション、アマチュアパイロットによる着陸ミッションと、次から次へとサスペンスが襲いかかってくるので、最後までハラハラドキドキさせられた。
"名も無きアメリカンヒーロー"役にカート・ラッセル。CA役のハル・ベリーも、紅一点、輝いている。美しくて勇敢な等身大の女性ヒーローだった。
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