あちゃん

ムーンライトのあちゃんのレビュー・感想・評価

ムーンライト(2016年製作の映画)
3.0

貧困地域で暮らす内気な少年シャロンは
学校ではLittleと呼ばれ虐められ
家庭では母親が麻薬常習犯でネグレクト
そんなシャロンに優しくしてくれたのが
近所に住む麻薬ディーラーのフアン夫婦と
唯一の男友達のケヴィンだけだった

そんなシャロン少年が
思春期を経て青年になるまでの物語


𓂃 𓈒𓏸◌


ジャケ写は少年、思春期、青年の3つと
何度も出てくる海の青を表しているのかな

少年の頃フアンに連れてこられた海
思春期の頃ケヴィンと訪れた海
青年となり訪れた海の近くのケヴィンの家

色味もその時の雰囲気や
心情にリンクするように思え
そのシーンはどれもが幻想的で美しかった





正直この作品
レビューを書くのが難しくて。
3日放置してやっと書き始めている。

なんせ私はこれを
なんの映画と捉えたら良いかが分からなかった

家族の物語でもあり
恋愛の物語でもある



家族として見るなら
父親のように慕っていた相手が
自分の母親を薬付けにし生活をめちゃくちゃにした
張本人であるという悲惨な事実と
母親と薬との付き合い方、そして再生


恋愛として見るならゲイの恋愛……
これをゲイとして良いのだろうか
だってシャロン自身が葛藤していたのだから
マイノリティの難しい所だなあ…



語彙力ねえなあ。
ダメだ、やっぱ文書が纏まらない




人はなんにでもなれる。
自分が思い描いた人物像にでも
全てを偽装した自分にも
ありのままを曝け出すことも。

「お前は何者だ?」