スラムで育ったゲイの男性を、幼少期・青年期・おとなと連作短編で描く。
劣悪な環境というスラム街のリアルから、後半は繊細なゲイの恋愛へとシフトしていく。
恋人との会話がリリカルでいいね！
このご時世、繊細でリリカルな純愛は、同性間でしか成立しないではないかと錯覚してしまうような切実さがあった。
ゲイカルチャーを扱った映画でよく見てきた、カミングアウトからのゲイバーデビューでハメ外してウェイウェイやってるのはぜんぜんわかんないだけど、これだとよくわかるね。
もう片方がバイセクシャルという設定もありえそうでよかった。こっちとしては、異性間の恋愛でも構わなかったんだけど、これはこれで、美しい世界になっていました。
多様性の時代に求められたお手本のようなラブストーリーだと思いました。
面白かった！
