試写会にて鑑賞。
まず、このポスターが素晴らしいです。よく見ると、３つの色ごとで年齢別の顔のパーツを合わせて1人の男性のように見せています。
1人の青年の半生を描いている作品であるというのがこのポスターで表現していることに驚きました。
社会問題を取り上げているストーリーではありましたが、それを強く主張しているわけでもなく自然な演出でした。セリフも少なく淡々とストーリーも進んでいくので最初に鑑賞した後は、『え、こんな感じなの？』と少し物足りなさを感じてしまいましたが、鑑賞後に改めてポスターを見ると青年のそれぞれの時期での想いがじわじわと伝わって後を引くような作品でした。監督の半生を基にして脚本が描かれたようで、リアリティがある雰囲気作りにも納得です。
キャロルよりは好きな作品かな。
