このレビューはネタバレを含みます
ポスター格好いいですよね。
まず、そこで惹かれて、LGBT＆黒人ものって聞いて、観なきゃって思った。
ラストシーンあたりで気付く。
「あれ、これって普通の恋愛もの？ていうかメロドラマ？」
いや、いいんだけど。
それなりに心を痛めながら鑑賞し、目を潤ませ、胸を撫で下ろし、だったんだけど、もっとゴリゴリの社会派映画か、アート系か、そういうのを予想してた。
そういうのを期待すると物足りないです。
なんか、漫画にありそうって思っちゃったんだよな。ちょっとしたディテールや想像を掻き立てるような省略含め。それだけ日本の漫画が優れているってことなんだろうけど。BL？うーんやっぱりラストがあそこで終わるってのがメロドラマ風な。
でも、男女ならありふれていても、主要キャスト全員黒人でやっているのは、やはり新しく、価値があるのだと思う。アカデミー賞にも違和感はない。
フアンの話もっと見たかった。大人の主人公、最初フアンかと思っちゃった（←外人の顔は区別がつかない人(^_^;)
似せてるのか、少しでもそれは選んだのか。
そして再会、主人公の人生を変えた出来事なのに謝罪軽すぎでは、と思ったけど、電話をかけた本人の方もムショ帰りだったりするわけで、つまりあの社会では私たちが思うほどには大したことじゃないのだろうか。
少年期の主役可愛い。大人役の演技も良かった。
