今のアメリカ社会の取り巻く厳しい現実を青く美しい映像と1人の人間の少年、青年、成人という3つの視点を通して描く作品です。
少年、青年時代の主人公は自分の性的マイノリティー故に孤独になり、差別されていた。
だが、成人となった主人公は、周りに理解されない自分のセクシャリティに葛藤しながらも自分の気持ちを偽り、過去の自分になかった力という鎧をつけていた。
それでも純粋な心と澄んだ瞳は変わらない…
自分自身で外見変えることはできても、本当の姿を変えることのできないその姿には胸を打たれます。
そして見終わった後に気づかせてくれる
これは、LGBTやアメリカの社会問題に強い光をあてた映画ではなく、1人の人間の心に月の光のような優しい光をあてた物語なんだと、、
最終的にこの映画の中心として描かれたメッセージは、「自分自身と向き合い、自分を素直に表現すること」だと感じました。
それがたとえ難しく時間がかかるとしても、その境地に到達する事が大切なんだと教えてくれます。
本当に観る映画ではなく感じる映画だったと思います🤔