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ムーンライトのabeのレビュー・感想・評価

ムーンライト(2016年製作の映画)
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ネトフリに追加されやっと観ることができたけど映画館でやってる時に見ればよかったと後悔。ドラック、イジメ、同性愛とかの社会的な映画に見えて、映像、音楽、カメラワークの美しさがそういうことを訴えてるわけじゃないというのが伝わる。自分の見つける話であって静かで優しい愛の物語である!ずっと主人公の目線で映画が進むので主観的な体験ができる。自分がこの映画で一番印象に残ったのはケヴィンの右手だった。見た人には伝わると思う、、、
この映画のほんとに大好きな映画だと思ったのは第三部で「何も知らないくせに」という台詞が二度出てくるけど一番自分を知らなかったのはシャロン本人だとケヴィンの裕福とは決して言えないけど自分の好きなことをしている姿を見て理解させられるシーンだ。自分のトラウマやコンプレックスを知らぬ間に自分の嫌ってたもので偽っていることの悲しさが心に焼きついた。車の運転するのが変わったりとか車のナンバープレートとかとにかく言いたいことが多すぎる!最高すぎる。最後のシーンはこの映画に重要な場所とし出てくる海という存在とトリュフォーの「大人は判ってくれない」のような終わり方から社会から逃げることからやめるというような意味に思えた。
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