浅いことしか言えないくらいに素晴らしく、そして美しく描き出されたマイノリティのラブストーリー。
「ありのまま」ということをどう考えるか。
人間はある社会の中でいきている。その社会のなかでのステータスがあり、それに囚われることで表現できる自分が形式化される。でも心のうちに秘めた自分というものが存在する。
「男性は女性を愛するものだ」というある意味もはや形骸化してしまった思考を新しいかたちで打ち破るこの映画は性的マイノリティである、いわゆる「ゲイ」を主人公においた新しいラブストーリー。
おもしろかったし、オリジナリティあふれる新時代の幕開けを思わせる作品でした。