スタンドが動く様子はファンとして感動的だった。
一方で、原作の特長の一つだと思うテンポの良さがあまり感じられなかった。新キャラ登場シーンでは一歩一歩もったいぶって現れるし、戦闘シーンで怪我をすれば苦しげに足を引きずり一言一言噛み締めて語る……早く闘えや!
スタンドバトルも実質2回だからやや物足りない。海外ロケをやめてVFXに予算を回してほしいなー。でも、東方家の邸宅のイメージは間違いなくぴったりだった。
コスプレとイメージ通りの衣装の落とし所の難しさを感じた。中でも承太郎はコスプレ感半端ない。あれは原作に合わせる必要は無かったな。
ストーリーは無理の無いように改変されていて分かりやすかった。役者も違和感は無い。アンジェロの行動の動機も根拠がはっきりしていたし、おじいちゃんに感情移入しやすくなっていた。由花子さんは不気味で良いし、億泰はなかなかの億泰っぷり。
本当に2章が作られるかはわからないけど、次も必ず見ようと思える映画だった。