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女神の見えざる手のメグのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.6
面白かったー!
映画を見終えてストレートにそう言える、ある種の1級コンゲーム作品。

主役の女性ロビイストは味方ですらコマとしか考えず、周りをも信用しない非情戦略家。その分、一手二手先を読むキレキレな頭脳と行動力を十二分に発揮し惚れ惚れ。だが、徐々にその「身近な人達」の気持ちを考えないがために歯車がズレていく…。
途中までは、この非情なロビイストがどう心や気持ちをどう変えていくのかがテーマなのかと思っていたのですが、いやはやそんな観客もお見通しと言わんばかりのラストの畳み掛けはもうお見事としか!
あぁ、ラストについて誰かと語り合いたい!

1つだけ突拍子もない設定を入れてますが、これすらも、「こんな設定がない限り、実際はこんなことありえませんよ」という(リアルな銃規制の諸々の団体に対して)華麗な予防線にしか見えないんだからほんとズルいです笑。

ジェシカ・チャスティンの、鋼鉄の女っぷり…と、ほんのスキマに見える人間らしさ、最高でした。
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