すいみー

女神の見えざる手のすいみーのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
3.8
本当に孤独な人は、自分が孤独であることに気づいていない、という話を本で読んだことがある。
テーマから少し逸れるけど、彼女を見ているとそう感じずにはいられなかった。

芯があって、かっこよくて、
彼女は誰にも予測できぬ先の先まで見越している。セリフも膨大。

映画は何度も繰り返し見ない派だけど、この映画に関しては、繰り返し見続けていられる。相手に勝つことだけがテーマのシンプルな映画ではない。もっと深い。

あと、レビューで触れている人は少ないけど、音楽もいい。
調べたら、マックスリヒターというドイツ出身の人で、彼の作曲した他の音楽も聞いてみると、なかなか好みだった。